はじめて借りた額は1万円。
思ったより怖くもなく、簡単なものだった。
そのうち、リボルディング払いを知る。
すぐ返せる
節約しよう
頑張ろう・・・
カードが1枚から2枚になった。
失業した。
カードを3枚に増やして50万円借りた。
わりとすぐ次の務め先はみつかったけれど
このあたりから、グチャグチャになっていった。
はじめて借りた額は1万円。
思ったより怖くもなく、簡単なものだった。
そのうち、リボルディング払いを知る。
すぐ返せる
節約しよう
頑張ろう・・・
カードが1枚から2枚になった。
失業した。
カードを3枚に増やして50万円借りた。
わりとすぐ次の務め先はみつかったけれど
このあたりから、グチャグチャになっていった。
今はATMもクーラーが効いているが、
私が借金の返済をしていた頃、
カード会社のATMがあるスペースはクーラーが無かったりで
真夏ともなると機械の熱も加わってモワッとしていた。
その中、その月の家賃や生活費を借り入れるために、キャッシングするのだった。
月給から借金の支払い分がごっそり引き落とされるので
青ざめて、カード会社のATMに駆け込むのが毎月の恒例行事になっていた。
不安から高まる緊張感。
ATM機にカードを挿入し、操作する。
ほどなくして、1万円札が吐き出されてくる。
1秒ほどだが、大変な安堵感を覚える。
ATMを出ると、何も感じないように暮らしていく。
またの月末にまたの危機感を覚えるまで・・・
ー
ふと借金をしていたことを思い出した。
辛い10年だった。
きっかけは、知人が某デパートに勤めていて
おつきあいで、カードを一枚作ったこと。
使うつもりは、まったく無かった。